うつ病だけどリゾートバイトに行ってみた。食事と職場の人#3
1日目
ほとんどメンバーの紹介と職場で出る弁当についてです。
同じくフロントの方(Mさん)が出勤時間が被ったので神にすがる思いで「浴衣の着付けあっていますか?!」と相談。
浴衣を直してもらい、いざ出勤…と思いきや昨日の顔の怖いマネージャーが…「あなた浴衣の着方もわからないの?社会人なのに?」と身障者トイレに連れていかれました。
マネージャーに謝り、浴衣を着付けしてもらうと…あれ?ゆかたのおはしょりがなくなっている…?
そんなんで朝礼をし終わると、フロントの他のメンバーにおはしょりなくなってるよ??着替えてきたほうがいいよ?との声。えーもうどうしたらいいかわからなくてあたふたしていると、後ろからマネージャーが「ちょっとこの子おしりが大きいみたいね余裕なかったわ。」とのこと。え、普通に悲しい。ひどい。
さっき他のフロントメンバーがやってくれた時はおはしょりできてたのに…
「とりあえず今日はこれで働いて、もう大人なんだから自分自身でなんとかしなさい。」あっ、これやめよう。と思った瞬間。
「いやぁ~!やっぱり同士だね!うちら北海道出身の子はけつでかいのさ!」とフォローしてくれました。(Sさん)
誰?北海道出身と言ったか?実はこの方私のおつきの先生だったのです。彼女は覚えていないだろうけど、この言葉に凄い救われました。
ここで自己紹介が始まりました。
その日いなかったメンバーもざっと紹介します。
マネージャー
Hさん(リーダー)
Sさん(北海道出身)
Mさん(年下)
Mくん(外国人)
Sくん(アメリカ大卒)
Tさん(元気なおじいちゃん)
Hさん(優しいおばあちゃん)
こんなメンバーです。
マネージャー「初日はいろいろな人について行って学んできていいよ」というので迷わずSさんの所に行こうとすると…「スリッパが汚い!歩き方が遅い!笑顔絶やさないで!」もう…どうしろと!
スリッパ汚いってどれ使って清掃すればいいんだ!歩き方遅いっておろしたての下駄はいたら鼻緒慣れるまで普通に歩けないよ!!!笑顔はごめんなさい!!!!
結局Tさんに付いていろとの命令があったのでTさんと一緒にいました。
Tさんはチェックイン前の荷物の仕分けや玄関の清掃等を任されていました。そしてTさんが一番最初に言ったのは「マネージャーのことは聞き流していいからね、まずそれが一番に身につけること」と笑顔で言ってくれました。なんだかほっこり。
そのあとTさんの仕事と一通り覚え、休憩に入りました。
問題のごはんは…みんなが言ってたまずい弁当とは…?
まじで…まずいお弁当だ!!!こんなにまずい弁当食べたの初めてだ!びっくりして思わず写真。
二日目、三日目の昼ごはん
他の部署の人に何でこんなもの写真撮ってるの…笑 って変な目で見られました。
そして「マネージャーには気をつけろ」と笑
休憩から戻るとTさんが休憩に向かって入れ違いになりました。たださっき仕事内容は教えてもらったので、よし、やるぞ~と気合入れた途端例のマネージャーお怒りできました。「浴衣着崩れている汚い、スリッパ!お茶!玄関!お客様のお見送り!!!!」ひええ…もうどれからやればいいのかわからない…浴衣は諦めた。自分で見ても汚いと思わなかったし、あと数時間持つだろうと思って
せっせと片づけを終わらせ、フロントに入るのが怖くなり、館内巡回しているHさんに付いていくことにしました。みんな同じこと言う「マネージャー本当にうるさいわあ、今日も私をこき使いやがって、嫌いだ。あんたもあの人の言うことへいへいと聞いちゃだめよ。」
一日で3人もの人から悪口聞かされると思っていなかった。なるほど、気を付けよう。と思った。
全て自分でできるやるべきことは終えたので怯えながらフロントに戻ると、
Hさんが「どれ~おはしょり直してあげるよ~今マネージャーいないから大丈夫」といって直してくれました。正直ぶかぶかになって不安だったのでとても助かりました。
Sさんが「同じ北海道同士がんばろ。年も一緒だし、こんなこと滅多にないからね、しかも私が直属の上司だからなんでも聞いて」
何でも聞いてという言葉は怖かった。ふ、と前職の先生を思い出した。
2回目を教えてくれるわけがない。1回目も自分で探さなくてはならない。社会とはそういう場所だから。
Mくん「ニホンゴオシエテクダサイ」もう彼はこれしか言わない笑
マネージャーがいないとわかってほっとし、フロント内に何があるか調べることができた。ふ~む、これはどうやって使うんだろうな~とか考えていたらSさんとHさんがタックルしてきた。
「肌!見せな!」見せると「白い~~!白いランキング〇〇旅館1位はさくらさんだわ~!」ときゃっきゃして事務所に戻っていきました。なんだこの嵐は…高校生みたい。こんな職場みたことない。敬語じゃない言葉を職場で使うなんて、しかもこいつら遊んでる。本当にびっくりした。
事務所を覗くとおじちゃんおばちゃん同士でけらけらしてた。あ~れ~なんだこの職場みんな楽しそう。本当にびっくりした。
定時ぴったりに上がらしてもらって私の一日目は終了した。
意外と働いていける職場なのかもしれない。と思った。